無意識の書き換えと認知心理学
セミナーで高額商品を販売するセミナーセールス、という手法があります。通常、インターネット上にHPを置いて販売する場合、よくて1%、悪いと、0.1%以下の成約率になったりします。
しかし、セミナーでうまくクロージングすると、10~80%の人が購入するようです。
商品が低額~高額までラインアップされていると、参加者の100%が何らかの商品を購入する、という猛者もいました。
それほどセミナーセールスは強力です。
で、セミナーセールスのやり方の1つに、認知心理学を用いた方法があります。
これは、まず最初に参加者の心を解凍し、無意識にインプットしやすい状態にさせます。
次に購入するように無意識を書き換えます。
最後に購入しなければ、という状態で無意識を再凍結させます。
こうすることで参加者の70~80%の人が高額の商品、例えば、40万円~100万円程度の商品を購入するそうです。
こういうところに認知心理学を使っていいのか?という気もしなくもないですが、学問研究の成果を応用してビジネスするのは別に悪いことではありません。問題があるとすれば販売している商品が詐欺商品の羽毛布団とか、効果の無い高額の健康器具とかであれば問題ですが、高額であってもそれ以上の価値があり、しかも返金保証付きであれば、問題はあまりないでしょう。
ただ、こうした暗示を信じやすい人は注意した方がよいと思います。