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    人生最高!のウソ?とリフレーミング

    2014/09/21

    どんなときにもピークステートで、人生最高!と叫べば、人生最高になるのでしょうか?

    例えば、オリンピックの優勝を目指している選手が1回戦で負けて、人生最高!と叫ぶべきでしょうか?

    あるいは、東大を目指している受験生が、F判定を受けても、人生最高!と叫ぶべきでしょうか?

    それは、そのときにその人の考え方によると思います。

    1回戦負けしても、よし、まだまだ伸びしろがある、それに私が負けた選手は、ベスト8に残った、私もあの選手に勝ててたら、ベスト8だったので、かなり実力が伸びている、と考えるなら、人生最高!と叫んでもよいと思います。

    しかし、1回戦で負けて、これでよかった、もし勝ったりしたら、もっと強い選手と当たってぼろ負けして自信を失うかもしれない、だから、早めに負けてよかった、などと後ろ向きの考えで、人生最高!というのは止めた方がよいと思います。

    つまり、失敗したときも人生最高!と言うことは全く問題ありません。なぜなら、失敗を生かして次に成功すればいいだけですから。

    そういう意味で、どんなに失敗して、どん底にいても、人生最高!ということは悪くはない、と思います。

    しかし、そういう時、チクショウ、今度は何が何でも勝ってやる、と猛然と練習を始める人もいます。そしてそういう選手は次の大会では上位に入賞したりします。

    負けても平気な選手と、負けて泣いて悔しがる選手のどちらが強くなるかは言うまでもないでしょう。

    つまり、負けて、人生最高!次は何が何でも勝つ!そのためにはどんなことでもやる!と言える人は人生最高!と叫んでもいいですが、負けて、たまにはこういうこともあるさ、人生最高、しばらく練習をサボって気分転換でもしよう、今回は負けてよかった、もし勝ち進んで日本選手権まで行くと飛行機が事故にあって死ぬかも知れないし、などとなるのであれば、人生最高というべきではないかも知れません。強烈に痛みを感じ、そこから脱出するために命がけの努力をすべきでしょう。痛みを感じた方が成功できるならリフレーミングはすべきではないと思います。

    人が必死で全身全霊をこめて練習や努力をしているとき、人生最高!などという言葉は不要でしょう。ただ、無我夢中で、次回必ず勝つ、という気持ちで頑張ることは、人生最高!という言葉以上の喜びをもたらすものですから。

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