応援される選手と一匹狼タイプの東大生
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2014/10/19
スポーツ選手は礼儀作法を非常に厳しく躾けられます。例えば、練習場の掃除、次の人のことを考えて、足場を馴らす、挨拶をきちんとする、靴やスリッパはきちんとそろえる、など社会人であればまあ当たり前のことなのですが、強い運動部ほどそういうところがしっかりしています。
しかし、受験勉強は1人でやるものなので、そうした躾けをされることはありません。また、団体競技でもないので、他人と群れて、チームワークをよくする必要もありません。
そのあたりが、東大生がスポーツに向かない理由かな、という気がしないでもありません。
スポーツ選手は人格が悪いとなぜかあまり勝てません。怪物といわれた江川卓投手も、空白の1日のような脱法行為のようなことをやったためか、選手生命は短かったです。朝青龍もおそらく人格の問題で引退に追い込まれました。
一方で、誰からも好かれる人格者の選手は長く活躍しています。
つまり、スポーツでは人から好かれ、応援されるような人格者になることが勝利の条件ですが、受験勉強などはそうした、他人に好かれるとかいうことはあまり関係ありません。研究者でもみんなから嫌われていてもものすごい業績を出している人もいます。
そういう意味で、スポーツと勉強とは性質がことなりますね。おもしろい現象です。