人を呪わば穴二つ
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2015/02/13
他人と過去は変えられない、自分と未来は変えられる、とはよく聞きます。
しかし、本当にそうでしょうか?
例えば、他人に強制することができれば、あるいは、とても熱心に勧誘すれば他人を変えることができる場合もあります。
過去についても、起こった事実は変えようがないですが、解釈を変えることで意味付けを変えることができます。
そして、他人を変える方法が実は他にもあります。
それが呪い、です。
実際、呪術師という人達がいて、他人を呪ってケガや病気にさせたり、ときには命をも奪ってしまう場合があるそうです。
ただ、他人を呪った場合、穴が二つ掘られる、と言います。1つは呪った相手、もう1つは呪った人本人を埋める穴です。
つまり、他人を呪って首尾よく呪い殺せたとしても、自分も同じ呪いによって死ぬ、ということです。
ですから、他人を呪い殺そうとしても、自分も死んでしまうので意味がありません。
それに他人を殺したところで、自分が幸せにはなれないでしょう。
ライバルを蹴落とすにしてもそれなら必死で頑張ってライバル以上のことをする方がはるかに理に適っています。ライバルとしのぎを削って戦い、より優れた商品、サービスをお客様に届けることができればライバルを蹴落とすことができます。
ライバルを病気にしたり死に至らしめたりして蹴落としても、また新たなライバルが出てきてその人と争う必要がでてきます。
しかし、自分自身が向上して大きくなれば、ライバルも目に入らなくなるでしょう。
そういう意味では、ライバルを蹴落とす、という考えではなく、ライバルと切磋琢磨して両方ともがうまく行く、という方法を考えた方がよいと思います。