自信とうぬぼれ
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2015/04/07
夢を実現するためには、それを実現している人になりきりなさい、というのがあります。
つまり、勉強ができるようになりたいなら秀才になりきる、結婚したいなら、結婚式をしている自分になりきる、お金持ちになりたければ大富豪になりきる、というように自分のなりたい者になったように意識してそのとおりに生活すればよい、というわけです。
これは、イメージングにも似ています。要は自分の信念を成りたい者になっている、と思わせれば自動的にその方向に現実が形作られていきます。
ですから、何か今の自分と違う者になりたければ、その違う者になりきって生活すればよいです。
例えば、医者になりたければ、医者になったようにふるまい、生活する。そうしているといずれ医学部に再入学したくなってきます。そしたら勉強して医学部に入り直して勉強すれば医者になれます。
あるいは、オリンピックで優勝したいなら、そうした環境を求め、優れた指導者に習えばそこに近づくことができるでしょう。もちろん、オリンピック優勝は多くの人が望んでいますから、優勝したい、という気持ちが弱ければ実現しない可能性もありますが。
いずれにせよ、自分のなりたい者になったところを想像し、成りきって生活すればいずれその状態が実現します。
ただ、一つ気を付けた方がよいとすれば、成りきって自信満々の状態になれたとしても、うぬぼれまでは持たないことです。例えば、弁護士になりたいと思い、司法試験の勉強をはじめ、弁護士に成りきっている状態を作り、他の受験生はバカ、という態度まで取ると逆に合格は難しくなるかも知れません。
周りに悪影響を及ぼすようななりきりは止めた方がよいです。誰も応援してくれなくなり、合格が遠のきます。
実際に合格してからもうぬぼれるのは決していいお客さんにめぐりあえることではないでしょう。
ですから、なりきるのは重要ですが、うぬぼれ、過信はやらない方がよいでしょう。
むしろ成功しても謙虚に必死で勉強を続ける、お客様のためになることにフォーカスすることが成功を持続させることにつながると思います。