交渉が下手な日本人 土下座外交?
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2015/07/31
日米交渉、特に今のTPPを見ていると、日本は国際戦略があるのか?と思ってしまいます。
一方で、中国や韓国など同じアジアでありながら、米国と対立することをおそれず、交渉により有利な譲歩を引き出しているように目ます。
日本人の文化は、5人組の連帯責任とか、お上には逆らわない、と言った、和を持って尊しとするというメンタリティが関係しているのかも知れません。
しかし、欧米の交渉は、自分に有利にすることを徹底的に考えています。
すると、和を尊ぶ日本人と欧米人のとの交渉では全く交渉にならないでしょう。
よく土下座外交と言われますが、アメリカがお上で、日本がその奴隷、みたいな立場で交渉しているようにさえ見えます。
しかし、交渉は決して相手を言いくるめて、ウィン―ルーズの関係を作ることではありません。
一方が不幸になり、他方が幸福になる、ウィンールーズの交渉をしていると、いずれ相手はいう事を聞かなくなるでしょう。
お互いが自分の欲求を通してもうまく解決できる道はあるはずです。
それを探るのが交渉です。
官僚はハーバードのケネディ・スクールなどに留学しているはずなので、ハーバード流交渉術を知っているはずです。それをしっかり活用して、日本の国益を守って欲しいものです。