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    最高・究極のコーチングとは何か?

    2015/10/08

    コーチングの目的はいろいろあります。現世利益(豪邸や高級車、お金等)の目標達成の場合もあれば、人間関係を良くしたい、トラウマを外したい、本当にやりたいことを見つけたい、というような精神的な目的の場合もあります。

    私がこれまで受けたコーチングで一番成果が出たのは、利益が15倍になったときでした。

    その時のコーチはあまり余計なことは言わず、私が非常にしゃべりやすい環境を作ってくれ、私が一人でしゃべりまくっていました。そのとき、コーチは、(私が)自分とつながってますね、と言ってました。そう、私はコーチング中に自分と繋がって、自分の中から勝手に答えがあふれ出る状態でした。

    この自分というのは、おそらく、顕在意識ではなく、潜在意識や超意識ではないかと思います。自分の中の奥深いところと繋がるわけです。

    それを続けているうちに、いつの間にか売上が5倍、利益が15倍になった、というわけです。

    そういう意味から言えば、傾聴型のコーチングの場合は、この状態になるのが一つの到達点ではないかと思います。つまり、コーチの側から言えば、クライアントが自分の深いところとつながり、そこからあらゆる答えを導き出せる状態にすることでしょう。

    それが傾聴コーチングの極意の一つの形ではないかと思います。

    コーチングにはいろいろ流派がありますが、傾聴コーチングの対局にあるのがコンサルティング型コーチングではないかと思います。コーチングでコンサルをやるとティーチングになってしまって、コーチングではなくなると個人的には思うのですが、意外にこのティーチング型コーチも多いです。

    コンサルティング型コーチの場合の理想像ですが、これは外科医のようなものではないかと思います。

    コーチとして質問をすることで、本当の患部、病巣はどこか、どこに本当の問題があるのかを的確に見つけ出し、その病巣を取りだし、患者に見せて、患者自身に治させ、問題のない状態にして戻し、いい状態にしてから行動計画を立てさせ、一歩を踏み出させる、という流れではないかと思います。

    ただ、私はコンサルティング型コーチングで成果が出たことはないので、このタイプのコーチングの理想像はわかりません。ただ、おそらくアンソニー・ロビンズがやっているのがこのタイプのコーチングではないかと思います。ですから、コンサルティング型コーチングもうまくやれれば自殺願望の人が、1時間後には人生は素晴らしい、と飛び跳ねたりするように人生が一瞬で変わるのでしょう。

    また、他にもただ会うだけで潜在意識が書き換わるコーチもいるようです。無意識に影響を与えるコーチングができれば、何も言わなくても他人に影響を与えることができます。

    傾聴型、コンサル型とも一長一短はあると思いますが、いずれにしても、クライアントが自分の深いところにある根本的な問題、ブレーキに気づき、それを解放できれば大きなブレークスルーが得られます。ブレーキは、例えば、その人の間違った思い込み、自分で作り上げたルールであることもあります。世界観や価値観かも知れません。

    この部分に踏み込まず、表層的なコンサルだけだと、こういうやり方もありますよ、と解決策だけをすぐに提示して、ブレーキはそのままなので、やり方はわかったけど実行ができない、続かない、結果、何も変わらない、ということになってしまうおそれがあります。

    コーチの役割は、ブレーキを外し、アクセルを踏ませることにあると思います。そして、最高の状態でアクセルをベタ踏みし続け、フロー、ゾーンの状態で目標達成まで一直線に全速力で駆け抜けさせることでしょう。その状態になるには、ブレーキを外さずにアクセルだけを踏ませても足りないと思います。顕在意識で頭だけでわかっても潜在意識が邪魔をしますから。

    そういう意味でコンサルティング型のコーチングの場合でも、やはり、ブレーキを見つけて外すことが重要ではないかと思います。私としては、クライアント様のブレーキを見つけ、それを外すのはもちろん、さらにブレーキをアクセルに変え、その後、フロー、ゾーンの状態に入ってもらうことにフォーカスしています。

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