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    自己重要感が満たされていないコンサル型コーチの問題点

    2015/10/25

    以前、早稲田大学卒のコーチを付けていたことがありました。

    私は東大卒ですから、早稲田大学に入るのはいわば失敗という感覚を持っていました。

    ところが、そのコーチは自分は早稲田大学出身だから頭がいい、と何かの時に自慢していました。

    これはちょっとびっくりしました。クライアントよりもレベルが客観的にレベルが低いにも関わらず、早稲田に入ったことを東大卒の人間に自慢するか?という感じでした。

    早稲田大学出身のコーチを実は3回ほど受けたことがあるのですが、あるコーチは、自分は早稲田に1浪で入ったから成功者だ、と言っていました。

    東大生の感覚からいえば、一浪で早稲田大学は失敗のケースです。それにも関わらず、3人とも自分が早稲田大学卒なので、優秀、という自己イメージを持っていました。

    まぁ、自信を持つこと自体は決して悪いことではないですが、それをクライアントの東大卒の私に自慢そうに話すのには違和感を感じました。

    これは、コーチの中にも基準の低い人もいる、ということです。

    例えば、クライアントが全国で1番になりたいと思っていても、そういうコーチはそこまで頑張らなくてもいいんじゃない?とクライアントの足を引っ張ることを言ったりします。

    それは基準が低いからです。

    おそらく、早稲田大学出身のコーチであれば、早稲田大学に入れれば、成功、という基準を持っているのでしょう。すると、クライアントが東大でなければダメ、と思っている場合には適切なコーチングは難しいでしょう。

    これは、リッツカールトンの、自分が幸せでなければ、顧客を幸せにできない、というような話と似ています。

    つまり、自分が成功した分だけしか成功させることは難しいのではないか?ということです。

    例えば、高卒のコーチが東大医学部に入りたい学生をコーチングしてもおそらくうまくいかないと思います。最低でも東大卒のコーチが必要でしょう。でなければ、戦略が見えないからです。

    例えば、アンソニー・ロビンズがコーチをしたとしても、おそらく東大には入れないような気がします。

    また、スポーツの大会で入賞したことがないコーチが、大会で優勝したいという選手をコーチングするのも無理があるように思います。

    つまり、自己重要感だけは高いけど、基準の低い、ティーチング型のコーチはかえってクライアントの足を引っ張るおそれすらあります。

    クライアントが何とか高い基準に達しようと覚悟しているのに、そこまでやらなくてもいいんじゃない?とつい本音を言ってしまうのです。

    それがコンサル型コーチで基準が低い人の問題点だと思います。

    低い基準でいいんじゃない?とか言うのであればむしろ何も言わない方がマシだと私は思います。

    もちろん、できるかどうかわからない、という不安を抱えている人であればいいですが、背水の陣で絶対に成し遂げたい、という気持ちのクライアントに、そこまでできなくていいんじゃない、というのは足を引っ張っている以外の何物でもありません。

    基準の低いコーチは、自分より上の人、コンフォートゾーンの高い人は無意識に不快なのです。そういう意味で、レベルの低いコーチで、しかも、コンサルティング型でどんどんフレームワークを押し付けてくるコーチは、本当に背水の陣で全力で頑張るつもりの人の場合は雇わない方がよいと思います。

    私の場合は、東大卒で、博士号も持ち、大学院大学の教授もやったことがあり、内閣府の委員や数億円の研究費の審査委員もやっています。週刊誌に取材されて記事が乗ったり、記者会見もやったことがあります。そういう意味で、それが私のスタンダードになっています。ですから、クライアントがどんなに大きな成功を希望したとしても、そこまでやらなくていいんじゃない?というような寝ぼけたことは言いません。

    本当に目標を達成したいのであれば、やはり、その世界で成功体験のあるコーチを雇うべきだと思います。

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