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    一流の育て方 自分にとって何が大切で、自分は何が好きなのか?とアダルト・チャイルド(AC)

    2016/12/21

    最近、ある心理カウンセラーさんとチャットをよくしていたのですが、心理学的に物事の裏を見ることの重要性に気づかされました。

    人が何かをやっているとき、その背後にはどういう意図があるのか?ということです。必ずしも立派な意図ではなく、コンプレックスの裏返しの行動の場合もあります。最悪、他人を騙す意図でやっている詐欺師の場合すらあります。表面的な華やかさに惑わされず、本当の深い意図を探ることが重要です。

    これは、他人の行動を分析する時だけでなく、自分にとっても重要です。なぜ、自分はこれをやっているのか?これは、自分にとって一番大切なことなのだろうか?という質問をしてみるのも有効でしょう。

    もちろん、会社の仕事でやらざるを得ない仕事についていちいちそういう問いを投げかけていると仕事が進まないし、会社を辞めてしまうおそれもあるので、決められたルーチンの仕事は惰性でやってもいいと思いますが。それでも、たまには質問してみるのもよいでしょう。

    そして、時には、きちんと立ち止まって、時間のあるときに、自分にとって、何が大切か、自分は何が好きなのか?という質問を投げかけてみるのも有益だと思います。

    この質問は、「一流の育て方」という本に載っていた質問です。子育てに関する本ですが、大学受験で一流校に合格した学生が親に一番感謝しているのが、自由にさせてくれた、ということだそうです。自由奔放に育てるからこそ、自分の興味に気づくことができ、その方向に進むことで、自分のやりたいことができる大学や会社に行けると思います。

    逆に親が、何としても東大に入れ、とか、医学部に行け、と勝手に進路を決めると、子供は反発し、親を恨むようになる可能性もあるでしょう。本当は、芸術家になりたかったのに、医者になったとか、本当はスポーツ選手になりたかったのに、東大に入ってあまりスポーツができなかった、という人も相当数いると思います。

    逆に、イチローのように子供の頃から野球漬けの人生になる人もいて、人によっては他の道を選びたかった、という人もいるかも知れません。

    私も物心ついた頃から、親から東大、東大、と言われ続けて育ち、顔を見るたび、勉強しろ、という感じの家庭で育ったので、自由とは正反対の家庭でした。そして、父親の言うことが絶対で、反論できない家庭でした。子供や母は父親に対してまともに意見を言えませんでした。

    こういうのを機能不全家庭、というのだそうです。そして、機能不全家庭で育った人をアダルト・チャイルド(アダルト・チルドレン)というそうです。一説には、機能不全家庭で育って、共依存状態になった人をアダルト・チャイルド(AC)と呼ぶ場合もあるようです。これは、私がいなければ、この人がダメになってしまう、という状態だそうです。機能不全家庭で育ったとしても、ACにならないケースもあるのではないかと個人的には思っています。相手に愛想が尽きて見捨ててしまえば、共依存にはなりませんから。

    いずれにしても、機能不全家庭で、自由にさせてもらえずに育った人間は何等かの問題を持つようです。人間関係がうまく行かないケースもあるようです。それを解消するには、セラピストのカウンセリングを受けるのが有効のようです。

    そういう意味では、親は子供の意見もきちんと聞いて、そのうえで、子供の進路を自分で選ばせるのがよいと思われます。例えば、スポーツがやりたいなら、スポーツをやりながら入れる大学に行けばいいわけですから。

    もっとも、東大に入ってもスポーツでそこそこの成果を出すことは可能ではあります。ボート部ならインカレで優勝したりしますし、自転車でもツール・ド・フランスやオリンピックに出れるレベルの選手もいるようです。東大野球部からプロ野球に行ってレギュラーになった選手、サッカーでオリンピックに出た選手もいたようです。あるいは、競技によっては、東大のサークルではなく、地回りのクラブ(水泳とか体操)に入ればいいですから。

    自分にとって大切なものというのは、大切にしている価値観です。家族が一番大事、恋人が一番大事、仕事が一番大事、成績で1番を取ることが一番大事、人に褒められるのが一番大事、趣味が一番大事、スポーツが一番大事、など人それぞれで大切に思うものは異なるでしょう。中には、お金が一番大事、人に自慢することが一番大事、人にいじめられるのが大事、などゆがんだ価値観の方もおられるかも知れませんが・・・

    いずれにしても、その価値観に沿った仕事をしているでしょうか?

    また、自分は何が好きなのか?という問いに答えることで、好きなことと嫌いなことが分かってきます。仕事が好きであればいいですが、本当は嫌い、というのであれば、別の部署に異動願いを出したり、会社を転職したり、起業したりするのも選択肢です。

    意外と自分でも何が本当に大切なのか、自分が本当に好きなものは何なのか?がわかっていなかったりします。

    そうすると、フルパワーで生きることができなくなることがあります。

    常にフロー、ゾーンの状態で、無我夢中でたのしく最高の状態で生きるには、こうした基本的な問いを投げかけて自分をリセットするとよいでしょう。好みも変化して行きますから、それをチェックする意味でもときどきはこうした質問をするのがよいと思います。

    私のコーチングでは、自分のやりたいことを思う存分できるようになり、成功が加速するようになります。

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