藤田晋「起業家」の1点集中マーケティングとマーケティング・コーチ&コンサルティング
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2016/12/10
藤田晋さんの書いた「起業家」という本を読みました。 この本では、藤田晋社長がアメーバを2年で黒字にできなければサイバーエージェントを去る、と宣言してアメーバを黒字化させた話がとても印象的でした。
ずっと赤字を垂れ流してきたアメーバ事業を黒字化させるために藤田晋社長が取った戦略はただ1つ。30億ページビューを目指せ、というものでした。 そのために全社一丸となって芸能人ブログに力を入れ、芸能事務所との関係を強化し、芸能人ブログによってページビューを増やす戦略を取りました。押切もえ、山田優らの大物モデルがブログを開設し、その動きは他の事務所にも広がって行きました。
イケメン俳優、ビジュアル系バンド、AKB48.若槻千夏、上地雄輔、辻希美ら、殿堂入りするような超人気ブログも生まれていきました。上地雄輔のブログはギネス世界記録を受賞しています。 収益は全く見ないで30億ページビューを目指したところ、予定よりも2か月早く30億ページビューを達成しました。これには、ライブドアのホリエモンこと堀江貴文社長が逮捕されたことも追い風になったようです。
30億ページビューを達成した藤田晋社長は次は100億ページビューを目指します。そこにシリコンバレー研修から帰国した天才的なプログラマーの名村卓がアメーバピグを実装できたことがさらなるページビューの増加に貢献したようです。 こうしてアメーバブログは黒字化を達成して行ったそうです。
マーケティング・コーチから見ても非常にすばらしいやり方だと思います。最初は利益度外視でページビューだけに集中し、30億ページビューを超えれば自然に広告収入で利益が出るようになる、と考えた藤田晋社長の考えはとても参考になります。
お金儲けを目指すのではなく、アクセス数(ページビュー)が増えれば自然に設かる、ということで、ページビューを増やすことに全力を集中したことが巨額の赤字を垂れ流していたアメーバ事業を黒字化に導きました。
お金を稼ぎたい、と願っているだけではお金は入ってきません。もし入ってきてもすぐなくなるあぶく銭のようなお金でしょう。
本当にお金を稼ぐには、お金を生み出すことをやる必要があります。お金を生み出すこととは、製品を作り、販売することです。そしてそれは、ピーター・ドラッカーの言葉を借りれば、イノベーションとマーケティングということになります。心のブレーキを外すだけではなく、こうした戦略、戦術面での細かいノウハウも重要です。
私のマーケティング・コーチ&コンサルティングでは、こうした心構えだけでない、正しい戦略・戦術のコンサルティングもいたします。心構え80%、ノウハウ20%などともいわれますが、お金を生み出すには両方が必要です。
会社員時代から、MBA式の大企業向けマーケティングを学び、さらに、個人、中小企業向けのマーケティングやネットマーケティングも学んで実践して結果を出しています。例えば、ブログから数百万円の仕事の受注もしております。ご興味のある方は以下からお気軽にお問い合わせ下さい。個人レベルの起業家から中小企業、大企業まで対応可能です。