マーケティングと宝地図
マーケティングには、自分の商品を押し出すプロダクト・アウト型と、マーケットの需要に応じて製品を作るマーケット・イン型の製品設計があります。
一般的には、マーケット・インの方が原則と考えられています。市場のニーズに合わせて製品を開発すれば必ずニーズがあるからです。
しかしながら、消費者も気づいていない潜在ニーズというものも存在します。
そのあたりをうまくとらえて製品化したのがスティーブ・ジョブズ等で、人の意識にはまだ登ってないけれど、完成品を見たら、あ、こういうのが欲しかったんだ、という商品もあります。こうした商品の方がヒットしやすいと思われます。消費者は自分の本当のニーズ・ウォンツに気づいていないケースもありますから。
プロダクト・アウト型のプッシュ型マーケティングの場合は、マーケッターの意思で市場を創り出す、という面があります。ですので、そういう場合は宝地図が役に立つのでは?と考えています。
宝地図は、ドリーム・マップ、ビジョン・ボード等とも言われ、紙や板に夢の写真を貼りつけてみることで自然に実現するというとても簡単な夢実現方法です。
コーチングでも宝地図を作る場合もあります。多くの自己啓発でもビジョン・ボードでの成功例が出ています。
そういう意味ではマーケティングで成功したい場合も宝地図をマスターするのがよいでしょう。