企業であれ人生であれ、戦略は限られた資源を何に費やすか(クレイトン・M・クリステンセン)
マーケティング・コーチの今日の名言です。
【名言122】
企業であれ、人生であれ、実際の戦略は、限られた資源を何に費やすかという、日々の無数の決定から生まれる。
(クレイトン・M・クリステンセン)
資源配分の方法が、自分の決めた戦略を支えていなければ、その戦略を全く実行していないのと同じことでしょう。
例えば、勝利の鍵がサーブにある、と気づき、サーブで勝つ戦略を立てたとして、サーブの練習時間を一番増やさなければ戦略を実行していないようなものです。
あるいは、英語力で志望の大学に合格する作戦を立てたとして、自分の持つ時間のうち、わずかしか英語の勉強に費やさないのでは戦略は無意味なものになります。
家庭生活を大切にするために、仕事に没頭すると大抵の場合、悲劇的な結末に終わるでしょう。
家庭を大切にしたいのであれば、家庭のために使う時間を増やす必要があります。
つまり、目標や戦略を立案したとしても、実行段階で最も重要な戦略に一番資源を投入していないとすればその戦略は絵に描いた餅のようなものです。
燃えるような目標を持ち、いったんやると決めたら、最も重要な戦略に自分の持つ最大限の資源を振り分けるべきでしょう。
理想的には、全ての時間を投入できればいいのですが、食事、風呂、トイレとかどうしても必要な時間以外は最も重要な目標達成のために時間を使うのが最も早く目標を達成するコツです。
自分の血と汗と涙をどこに投資するかという決定が、なりたい自分の姿を映し出していなければ、そのような自分になれるはずもないのですから。