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    小保方晴子理研ユニットリーダーが若山照彦山梨大教授を批判

    2014/05/24

    STAP細胞捏造疑惑の小保方晴子理研ユニットリーダーが、論文の写真の取り違えについて、その実験部分は若山照彦山梨大教授の担当だった、と批判しているようです。

    しかし、若山教授は、Natureに論文が投稿される頃には既に山梨大に移っていて、論文の責任は筆頭著者の小保方晴子さんに全面的にあるはずです。それに、テラトーマの作成部分は若山先生がやったはずで、その部分の写真に他の写真を使ったのは小保方さんなので、若山先生の担当、という議論は失当と思います。

    そして、若山照彦先生の責任、というのであれば、Natureの論文は取り下げるべき、とも思います。論文の内容を自己批判しているわけですから、疑義のある論文を取り下げるのは当然でしょう。

    それに、本当の科学者であれば、再現性がない、と言われたら、その研究室にやり方を教えに行くでしょうし、ウソだと言われたら、すぐに海外の他の研究機関に行って実験して証明するでしょうね。それをせず、いくら他人を批判しても信用回復にはつながらないでしょう。

    サイエンスの世界にいる人ではないような気がします。根岸英一先生(2010年、ノーベル化学賞受賞。パデュー大学特別教授(H.C. Brown Distinguished Professor of Chemistry))も小保方さんは科学の世界にいてはいけない人、と言っていました。

    サイエンスの世界にウソをつく人はいらない、と私も思います。

    アンソニー・ロビンズ風にいうと、これで終わってはネガティブにフォーカスしている、と言えるのかも知れません。そこで次の質問をします。

    1.この問題のすばらしい点は何だろう?

    科学の世界ではウソをつけばこんなに叩かれる、退場させられる。科学は真実の世界でごまかしがきかない。そういう意味では科学はやはりすばらしい、と気づかされた。法学等文系の科目だと言葉の遊びでいくらでもごまかせるが、科学はデータに基づいて議論するので、ウソがつけない。そういう世界にしばらくいた元研究者としては、科学を冒涜するような行為をする人は科学界から退場するのが当然と再認識できた。

    2.まだ完全でない点は何だろう?

    まだ完全でないのは、どうしてねつ造が起こったのか、なぜ、そんなことをやっても平気な人がいるのか、が解明できていない。ねつ造をやっても悪いことと思わない人が科学界に入ってこないように万全な対策をしてほしい。


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