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    常に素晴らしいこと、自分に力を与えてくれる意味づけにフォーカスする 10日間メンタルチャレンジ

    2014/05/24

    アンソニー・ロビンズの10日間メンタルチャレンジも半分が過ぎた。その過程で、不快なことや、イライラすることにもフォーカスしなくなったので、ほとんど嫌な感情を感じなくなった。

    それはそれで大進歩だと思う。が、それは不快なこと、イライラすること、腹が立つことに出会ったら、すぐに他のことにフォーカスを移すことで、いわゆるくさい物にふたをしただけではなかろうか?

    MBA等で習うクリティカル・シンキングでは、問題があれば、その問題の本質を探す質問をする。それは不快なことにフォーカスを当てて、その本当の原因が何かを探り出し、本質的な原因に対して手を打つことで根本解決を図るものである。

    例えば、こんな人がいた。司法書士受験生の20台後半の女性である。その女性は母親と同居していて、勉強しているのだが、母親からいろいろ妨害を受けたり、会社でもちょっと独特な立場にいた。根本的に解決するには、その家から出ればよく、それをアドバイスしてくれる友人もいたのだが、それを断り、母親の家にいてやりにくい勉強をしていた。

    私は彼女に受験勉強の成功法則を教えた。しかし、いくらあらゆるノウハウを使ってもなかなか合格できなかった。そして、そのうち、彼女は母親と仲直りし、その結果司法書士試験をやめて別のもっと現実的な試験を受けることにしたそうだ。

    このケースの本質的な問題は、彼女は母親を困らせたかった、母親を恨んでいた、ということだ。だから、司法書士試験にあっさり合格してはいけなかった。母親に迷惑をかけ、かまってもらいたかった、というのが本質なので、わざと合格できない難しい試験にチャレンジし、母親に迷惑をかける人生を選んだ、というわけだ。

    それならいくらいいテクニックを教えても、本心では合格したくないわけだから、合格できるわけもない。

    こういう風に、悪いことにフォーカスして、その本当の原因を探れば、本当の原因を解消できるので、根本的解決が図れる。これは、トヨタの5つのなぜ、等ビジネスでいえば基本中の基本ではある。

    では、問題が起こったとき、本質を探す質問をすることはネガティブにフォーカスしていることになるのだろうか?

    いや、そうではないだろう。解決策を探すために、問題の本質を探る質問をするのであれば、やはり解決策にフォーカスしていると思われる。

    ということで、問題が起きても、単にそこから目をそらすのではなく、問題の本質を直視し、本質的な解決策を探るのも、10日間メンタルチャレンジの一つのやり方だろう。

    その際、問題を直視する場合でも、感情はピークステートに保ってやればいいのだと思う。

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