無理にポジティブにしてはいけない?
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2014/05/24
心や体に反して、無理に笑顔を作っていると、あとで反動が来るので、つらい時や苦しいときは弱音を吐いた方がいい、吐き出した方がいい、という説もあるようです。矢野惣一さんとかの説のようです。
しかし、つらい時、悲しい時に、その感情にどっぷりとつかって、行動できなくなることもありうるような気がします。
もちろん、つらいとき、泣いてすっきりして、気持ちを切り替えることができればその方が効果的な場合もあるかも知れません。
しかし、泣いてふさぎ込んで、落ち込んで何もする気がなくなり、食事もあまり食べず、衰弱するようでは、その後も大変でしょう。
問題は、心がポジティブでないのに、無理やり外面だけをポジティブに作ろうと無理が出る場合がある、ということでしょう。
心が完全にポジティブであれば、常にポジティブであって悪いことはないでしょう。むしろ、心がポジティブなのにネガティブな態度や言葉を出す方が難しいはずです。
要は、心、体、言葉の全てをポジティブにすればいいだけのことで、心と体を切り離す必要はない、ということでしょう。
つまり、無理に笑うことで心も明るくなり、言葉も明るくなればそれで何の問題もないと思います。
無理に笑っても、心の底では怒りや恨み、悲しみ等をため込んで、それでも無理やり笑っているとストレスになるように思います。そういう場合は、怒りや恨み、悲しみを当人にぶつけるか、その感情を解消するワークをすればよいと思われます。
しかし、10日間メンタルチャレンジをやっていると、こうした変な理論を一生懸命説明している人が目につきますね。特にカウンセラーさんなんかはこういうネガティブ思考の人もいるのかな、という気がしています。
それでも私はアンソニー・ロビンズのように、トライアドを使って、一気に最高の状態に持って行き、それを保持する方がよほど建設的だと思っています。一緒に落ち込むよりも。