塩村文夏都議会議員(35)に自民党議員からセクハラ野次
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2014/06/21
東京都議会の一般質問で、妊娠(不妊治療)や出産等女性に関する東京都の支援政策を尋ねた塩村文夏都議(35)にセクハラ野次が次々と浴びせられたそうだ。
「早く結婚した方がいいんじゃないか」「産めないのか」等のセクハラやじが飛んでいたことが6月19日、分かった。
最初、早く結婚した方がいいんじゃないか?とのヤジのときはちょっと笑っていた塩村文夏議員だったが、だんだんと顔が強張り、最後は涙をぬぐって痛そうだ。
塩村文夏都議は、広島県福山市出身で、あかしやさんまの「恋のから騒ぎ」にも出演していた。グラビアアイドルで、菊川怜とも何かのコンテストで同期だったらしい。
1998年、『ミスヤングマガジン』(準グランプリ)となり、グラビアアイドルとして数々の雑誌に掲載された。ただ、明石やさんまにいわせると、ヤンマガでグラビアアイドルをやってタレントになってない人は珍しいらしい。
その後、2001年頃に一旦芸能活動を退き、イギリスに語学留学しオーストラリアでホスピタリティマネジメントを学ぶ。このあたりが一般のバカなアイドルタレントとはちょっと違うところのような気がする。
この留学の原資は、別れた恋人からの慰謝料だそうで、慰謝料の最高額は最高1500万円だったそうだ。おそらく不倫で、相当な金持ちの有名人で妻子持ちではないかと思われる。TV関係者とか芸能プロダクションの社長とかならその位は平気で支払える人もいるだろう。某有名女性タレントは、1晩●00万円でセックスの相手をしていた、という話もある業界だから。
2007年、テレビ番組『恋のから騒ぎ』の第14期生となり、同番組に1年間、全47回に渡って出演した。出演時の肩書きは「エッセイスト」であった。
番組内では経験豊富なエピソードと「身を削ったトーク」で、同番組の名物コーナー「説教部屋行き」は通算10回、番組史上歴代1位タイを記録、MVPに選出される。これはこれで、ネタを使って目立つという戦略なのだろう。
恋のから騒ぎの中では、東国原英夫(そのまんま東)から、政治家の奥さん向き、と絶賛される。気の強いトークと切り替えしが得意なので、選挙の際に婦人会をまとめるのに向いているそうだ。本人は婦人会は嫌がっていたが。また、この際、トークでは強気に反論しながらも、ハンカチで何度も涙をぬぐうシーンがあり、強気ながらも、涙もろい感じもした。ちょっと常人とは感覚がずれている感じも受けた。
「恋のから騒ぎ」出演後、日本テレビ系の番組を担当する放送作家としての活動を始め、2008年にはバラエティ番組『恋愛新党』(日本テレビ)や『クギづけ 投稿動画ハイスクール』のリサーチを担当したという。
その後はテレビ番組『シューイチ』『金曜スーパープライム』『寿命をのばすワザ百科』『アイドルの穴〜日テレジェニックを探せ!〜』『日テレジェニックの穴』『アイドル★リーグ!』『ア イドルちん』の構成を担当。『NEWS ZERO』など報道番組、『24時間テレビ』、『シアワセ結婚相談所』『読モ!』、さらにラジオでは『モーニングコミュニティ』を経て、『atreライフ ソムリエ』(TOKYO FM)、『夕やけ寺ちゃん 活動中』(文化放送)の構成を担当したらしい。
恋のから騒ぎの中での東国原英夫(そのまんま東)の、政治家の奥さんに向いている、との発言がきっかけになったかどうかは不明だが、その後、2012年に開講された維新政治塾の塾生となり、「大阪都構想」等を学ぶ。しかしながら、大阪維新の会・橋下徹の政治姿勢に疑問を持ち、同年秋前から始まった第46回衆議院議員総選挙の同党公募には応募しなかった。この時応募していればまた違った人生が待っていたかも知れない。
橋本徹氏は、私が大阪の弁護士に聞いてもあまり評判がよくないので、直接話を聞くと意味がよくわからないのかも知れない。昔は、橋本徹氏の弁護士事務所は所員がよく辞める、とのうわさだった。見方によってはひどい環境だったのかも知れない。
その後、2013年にみんなの党へと入党し、2013年6月23日投開票の東京都議会議員選挙へ世田谷区から挑戦。23,621票を得て、初当選を果たした。みんなの党の渡辺 喜美氏は行政改革では最も本質を理解している政治家であり、官僚からの反発も最高に強い。そのためもあってか、今回献金疑惑が表出しているが、本当に政治がわかっている人であれば、共感できるところが多いのだろう。塩村文夏都議もそういうところに魅力を感じたのかも知れない。
単に政治家になるだけならブームの維新から国政に出て行った方が効率がよいと思われるからだ。
そういえば、塩村文夏都議は、所属するみんなの党の三谷英弘との不倫疑惑報道がされたが、塩村文夏都議本人は事実無根と反論している。しかし、名誉棄損訴訟等はしていないので、真実は不明なままである。しかし、上の慰謝料の件もあることから、三谷英弘氏との不倫はともかく、誰かと不倫していたとしても不思議はない。もちろん不倫以外の恋愛であれば、していても全く問題ないし、35歳独身で付き合っていない方が問題とも言える。
話を戻すと、都議会でのセクハラやじは18日の本会議中にあり、塩村氏が所属するみんなの党の会派は19日、セクハラや個人攻撃に当たるとして、発言者を特定し注意するよう議会運営委員会に申し入れることを明らかにした。会社であれば、大問題で、訴訟すれば、アメリカであれば、数億~数十億円の慰謝料を払うことになっただろう。
同党の両角穣幹事長によると、やじの声は複数の男性で、自民党の都議が座る席の付近から上がったという。両角幹事長は「五輪開催都市の議会として、恥ずかしい」と話している。その気になれば録画を見て野次をした人を特定することは可能なはずである。しかしながら、これまで、そうしたセクハラ野次をした議員はことごとく次の選挙で落選している。そういう意味で野次で議員生命を奪うのはまずいと考えたのか、今回は野次の主を特定しないで終わりそうな雰囲気ではある。しかし、TV中継されていて録画があれば、その気になれば、誰かの特定は可能であろう。
マーケティング・コーチ的に見れば、この騒動はある意味炎上マーケティング効果があり、塩村文夏都議に知名度を上げる効果が高いと思われる。将来の国政への足掛かりをつかんだのではなかろうか?
塩村文夏都議の過去を見ると、とにかくまずは目立ち、その後、自分のやりたいこと(留学)をやり、また目立つところに戻り、また自分のやりたいこと(政治)をやり、また目立つ、ということを繰り返しているような気がする。次はまた自分のやりたいことをやるのではなかろうか?それが何か楽しみではある。
とはいえ、確かに、この野次だけを見れば東京都議会の恥ではあるが、塩村文夏都議自身の過去も相当恥ずかしいものがあるのでは?と思うのは私だけだろうか?
塩村文夏 恋のから騒ぎ youtube動画
https://www.youtube.com/watch?v=lu-KTUC8Dns