笹井芳樹副センター長が理化学研究所研究棟で自殺
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2014/08/05
STAP細胞で世の中を騒がせた張本人の1人、理化学研究所神戸CDBの笹井芳樹副センター長が自殺した。
STAP細胞の検証実験の中間報告が8月中にも出される予定だったが、あまり芳しい結果が出ていなかったのだろうか?
それにより、小保方晴子理研ユニットリーダーが懲戒解雇される可能性があったのかも知れない。その場合、笹井芳樹副センター長自身の責任も追及されるおそれがあり、そのあたりを苦にしたのだろうか?
また、薬を服用しており、最近うつろな表情をしていたという情報もある。
笹井芳樹副センター長が師事した中西重忠大阪バイオサイエンスセンター長も5日前に激励のメールを送ったが返事がなかったという。
中西重忠氏は故沼正作氏の弟子として非常に優秀な方だった。その弟子である笹井芳樹副センター長は36歳で京都大学教授になった非常に優秀な研究者である。
沼正作氏は何度もNature誌の表紙を飾り、ノーベル賞候補とも言われていた世界でもトップクラスの研究者だった。沼正作氏は、大腸癌で60過ぎに亡くなったが、その後は中西重忠教授らがそのレベルを承継していた。笹井芳樹副センター長もその中でも優秀な研究者だった。
それがこんな形で研究の世界のみならず、世界から消えていくとは残念としか言いようがない。
故人を責めてもどうにもならない。ただご冥福をお祈りするのみ。