ハーブ・エッカーの大富豪への道 お金の管理
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2014/08/14
ハーブ・エッカーの本はもう7,8年前に本田健さんの訳で読みましたが、コンフォート・ゾーン(快適領域)の話がしっくりきました。おそらく2006年頃のことだったと思います。もう8年にもなりますね。
コンフォート・ゾーンが低ければ、突然思わぬ収入があってもいつの間にか無くなってしまい、元の状態に戻ります。
よく言われる例としては、宝くじに当たった人の95%が3年以内に元の状態か、以前よりも悪い経済状態に陥る、という話です。
宝くじで3億円当たれば、生涯賃金以上ですから、一生遊んで暮らせる額です。
でも、おそらく3億円を持っていることに不安になります。
泥棒や、強盗が来ないか?地震や火事で全てを失ったらどうしよう?投資が全部ゼロになったらどうしよう?と悪いことばかり考えてしまいます。
そして、どうでもいいことや、お金の無心に来た人につい気前よくはずんであげてしまって、数千万円があっという間に無くなります。
そしたら、焦って、取り返そうとして変な投資を始めます。それによってまたお金を失います。
そうこうしているうちに1億5000万円位になります。それを手堅く運用すればいいのですが、そうした手法を知らないために、そのまま持っていて、徐々にお金が減って行きます。
そして1億円を切ります。それからもお金を浪費する癖がついているのでお金は減る一方です。
こうして3年も経てばほとんどのお金を使い果たして、ひどい場合には借金生活になったりします。
これはお金の管理の方法を知らないからです。
ハーブ・エッカーは目的ごとに口座を別にして管理することを勧めています。
経済的自由のための口座、支出用口座、教育費用口座、生活必需品口座、娯楽費用用口座、寄付用口座です。支出用口座と生活必需品口座は同じものです。
それぞれの割合を決めて収入をそれぞれの口座に分けて入れ、娯楽費用口座のお金は3カ月に1回全部使い切ります。
このようにお金を管理することで、無駄な出費が減り、投資用資金も貯まり、教育にも規則的に投資でき、寄付もできる、ということでバランスのよいお金の管理が可能になります。
ちょっと面倒な気もしますが、家にカンを5個並べて、それぞれにお金を分けていれておいて、銀行口座に入れておいた方がよいものはそこに入れればいいと思います。
私もそろそろちゃんとやりたいな、と思ってます。測定すれば必ず改善できますから。