炎上マーケティングでやる気を出す勉強法と他人を褒めない集団
2チャンネルなどのネット掲示板を見ていると、まともな成功話にはあまりレスが付かず、人をバカにしたような発言に批判のコメントが付く、という現象がある。この方法をうまく使って東大(東京大学)法学部(文科I類、文I)に10浪して入ったもとひきこもりニートがいるようだ。
本当は成績が悪いのに、自分は天才だ、とか、東大の先生はバカばっかり、とか批判してたり、彼女もいないのに、モテる、とか明らかに間違ったことを言い、それに対してまともな人がアホなことを言うな、そんなわけないだろ、という書き込みを誘発している面がある。それで一見人気のある掲示板やブログのように見せている。書き込んでいる方もバカをからかって遊んでいる面はある。
これはいわゆる炎上マーケティングみたいなもので、とんでもないこと(失敗等)をして皆から一斉に批判され、それに対して予想以上のいい対応をして逆に評判を上げる、という企業がよく使う手法にも通じるものがある。
つまり、普通の成功話はこうした集団では無視され、極端な言い方とか、バカなのに天才みたいな発言を繰り返すことで一定の地位を得る、というやり方があるようだ。
しかしながら、これも最初のうちはいいかも知れないが、ほら吹きだとわかってしまうと相手にされなくなるというデメリットがある。
またアホが大口をたたいてるな、という程度の認識になり、好きなように言わせておけばよい、ということになる。
それでも本人は言いたい放題言って気が晴れ、成果が上がるなら問題ないが、こうした2チャンネルなどであっても皆から嫌われるとあまり将来が明るいとは言えないだろう。
中には皆から批判されるようなことを書かせて、それに反発する力で頑張れる人も希にはいる。しかし、そのようなパワーはいつまでもは続かないし、成功の連続もそんなには続くものとは限らない。特に司法試験とか超難関レベルの試験になると、そんなやり方で自分を奮い立たせたとしてもそんなレベルで合格できるほど甘くは無い。そういう意味では炎上マーケティングは最初だけにしておいて、ある程度結果が出たら、その後は、むしろ謙虚で静かに成功の連続を起こさせる方が長続きするような気がしている。