トヨタが自社サイトにSNS導入、Facebook, Twitterとの連携も
世界最大の自動車会社のトヨタは、Gazoo.comにSNS機能を付加し、フェイスブックやツイッターとの連携を強化すると発表した。つまり、ネットからの集客にさらに力を入れることになる。
これまで大企業はフェイスブックやツイッター等のソーシャルメディアはあまり積極的に活用していなかった。
しかし、世界最大の企業がフェイスブックやツイッターに目を向け、マーケティング戦略に組み入れるとなると、これまで個人メディアとして利用されてきたフェイスブック等の機能がかなり変化すると考えられる。
つまり、従来は、個人の口コミが拡散するのがフェイスブック、ツイッターの特徴だったが、今後はトヨタ等の企業の社員も口コイを拡散する可能性がある。
とはいえ、大企業の社員が勤務時間にフェイスブックをやることはできないだろうから、自社のみで口コミを起こすことは難しいのではなかろうか?
ガズーは現在月間165万人の利用者がいるが、リニューアルから1年後をめどに月間利用者数200万人にしたい意向だ。
利用者約2割の増加により、それなりに売り上げも上がると考えられるが、トヨタとしては、販売よりも、車のファンを増やすのが目的だという。
トヨタの顧客層は20代~30代が手薄なので若年層との接触機会を増やすことにもなる。また、1to1(One to One)マーケティングの強化も狙っているらしい。
トヨタでさえ、ネットマーケティング活用法についてはまだまだ試行錯誤が続くようである。