理想の自分は何か?上司部下の関係、昇進、昇格、出社拒否(うつ)
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2013/05/10
コーチングをする場合、まず、なりたい自分、理想の自分がないことには、コーチングの方向性が見えてきません。
まずは、理想の自分は何か?どうなりたいのか?を知る必要があります。
なりたい自分、と言えば簡単そうに思うかも知れませんが、本当になりたい者がわかっているでしょうか?
多くの人は、親から言われたような人間になっていると思います。本当に自分がなりたかった人間ではなく、親の理想の人間、例えば、会社員、公務員、教師などになっている人が多いのではないでしょうか?
自分の好きなことをして食べていくのは無理、いい高校、いい大学に入って、いい会社で定年までいれば一生安泰、と言われて、好きでも無い勉強を我慢してやって、何とかいい高校、いい大学に入り、それなりの大企業に入り、そこで、好きでもない上司にゴマをすりながら一生を過ごすことになるのでしょう。
しかし、それが本当にあなたのやりたいことでしょうか?
一度、ゼロから自分が本当に好きで、やりたいことを考えてみられるといいと思います。
自分にとって、何が一番大切か?どんな価値観を優先しているのか?人間関係なのか、競争に勝つことなのか?変化が好きか、安定が好きか?尊敬されたいのか、愛されたいのか?などなど。
そして、理想の自分を考えてみられることをお勧めします。どんな家に住み、どんな家族、どんなリクレーション、どんな旅行、どんな車、など理想の自分を明確にイメージしてみましょう。
そうすることで、自分が本当に望んでいることが分かってくるとともに、そのイメージが実現に向けて動き出します。強い感情を感じながらイメージングすると、1回でも実現することがあります。私が開催している宝地図セミナー(ドリーム・マップ、ビジョン・ボードともいいます)でも、セミナーで作成した宝地図の夢を皆が叶えたことがあります。
逆に宝地図に貼った夢がうまく実現できなかった回もあり、そのときは、貼った宝地図を一度はがして持ち帰った人がうまく実現できなかったようです。中には家に帰ってから作り直して夢を実現できた人もいたと思いますが。
いずれにしても自分の理想のライフスタイルを詳細に思い描くことは非常に有効です。
自分のなりたい理想像をが明確で、1時間以上にわたって具体的に詳細に話せる人はおそらく既に成功しているでしょう。
あるいは、頭の中に理想の自分の状態のイメージができている人、それが動画でできている人はいずれ夢がかなうでしょう。
もしあなたが理想の自分がどういう人間かわからない場合は、まずは、自分はどうなりたいのか?どうなったらうれしいのか?と自分に問いかけてみましょう。
セルフコーチング
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2013/04/27
コーチングは通常、コーチがクライアントに行うものなので、他人に対してするのが通常です。
それは、自分自身では気づけず、コーチ等他人から見たら簡単に気づけるジョハリの窓という部分があるからです。
ジョハリの窓以外には、以下の3種類があります。
自分で気づく 他人も気づく
自分で気づく 他人は気づけない
自分で気づけない 他人も気づけない
自分で気づける部分であれば、自分で問題意識を持てますから改善も可能です。
しかし、自分で気づけない部分、例えば、過去のトラウマなどで思い出すのも辛くて心の奥底にしまってふたをしてしまった部分は自分では気づきたくないので無意識のうちにそこに触れるのを避けてしまいます。
自分では気づきたくないので、それ以外の対症療法で済まそうとします。なので、根本的には解決できず、ずっと同じ問題が起こり続けます。例えば、親が世間的に見て悪いことをしていたが、子供としては親のやることは正しい、という前提で考えているような場合です。
そういう場合は、一度その場面を再現して、今の自分からみて、親のやっていることは間違っている、ということを意識させ、親を批判することをすれば問題が解消する場合があります。
子供の頃の思い込みは潜在意識に入っていて、それが問題を起こし続けます。それを解決できれば人生が一転します。そのレベルは自分自身で解決するのは難しいですが、そこまで行かないレベルの問題であればセルフコーチングが使えることもあります。
セルフコーチングのことを書こうと思って書き始めましたが、別の話が長くなってしまったので、セルフコーチングの話はまた別の機会に書きます。