潜在意識とマーケティングコーチ
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2013/04/24
コーチは潜在意識を書き換えることができるのでしょうか?
もし、それができれば、クライアントの未来を変えることができるでしょう。
なぜなら、潜在意識はいわばプログラムのようなものなので、それが現実に実現してくるからです。
つまり、もし何か今不都合があったとしたら、それはそれまでの潜在意識にインプットした思考の総和によって起こってきています。
ですから、同じような問題を起こさないためには、潜在意識に別の内容をインプットする必要があります。
潜在意識にコーチが直接何かをインプットすることは、コーチングの場合は通常はありません。
コーチは傾聴して質問するので、クライアントのフォーカスは変えることができますが、潜在意識を書き換えるのはあくまでもクライアントさんが自らやることになります。
ただ、フォーカス、言語、体の使い方を変えるように誘導することで、クライアントの状態を変えることはできます。
しかし永続的に変えるためには、信念や価値観を変える必要があり、そのためには、インカンテーションという手法を使います。
インカンテーションは感情を込めたアファーメーションというべきもので、自分の心が信じるまでアファーメーションを繰り返します。
すると本当にそう思い込むようになります。
成功できない人はこのアファーメーション自体がうまくできません。「自分はできる」などと言うこと自体がストレスになり、「こんなことして何になるんだ?」「こんなことをやってもうまく行くはずがない」等という心の声に負けてしまってアファーメーションを継続することができません。
しかし、うまく行く人はこのアファーメーションをすらすら言うことができます。それは自分の信念とあまり差が無いからです。
「自分は不幸だ」と信じたがっている人に、「自分は幸せだ」というアファーメーションをやらそうとしても、おそらく続けられないと思います。
そういう意味ではアファーメーションやインカンテーションは成功のバロメーターと言ってもいいでしょう。
インカンテーションができる人はそれによってリミティング・ビリーフを書き換え、成功に向かって進み始めます。
しかしながら、インカンテーションをすぐにやめてしまう人は潜在意識を書き換えることができず、いつまでも元のままの状態にとどまります。
成功したい人はコーチの言う、力を与えるインカンテーションを確信できるまでやることで、自分の潜在意識中にあるリミティング・ビリーフをエンパワーリング・ビリーフに書き換えることが有効です。