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    黒田日銀総裁のインフレ誘導失敗 デフレは本当に悪なのか?

    2016/04/27

    デフレは本当に悪なのでしょうか?今回はインフレとデフレについて考えてみたいと思います。

    人類の学問・研究の進歩により、過去には考えられなかったような便利な製品が開発され、多くの人が昔の王侯貴族以上の豊かな暮らしをしています。言ってみれば、人類が生み出した価値や富は昔に比べて何倍もになっています。冷蔵庫、エアコン、テレビ、パソコン、自動車等々。

    それにも関わらず、日本でもそれほど生活が楽というわけではなく、個人の豊かさは必ずしも感じられないのはなぜか、なぜ、普通の人が昔の王侯貴族のような資産を持っていないのか?が私は不思議でした。

    しかし、以下のように考えれば説明できるように思います。

    科学技術が進歩し、新製品が開発され、生産技術も進歩して、より高品質な製品がより安く製造できるようになります。そうすれば必然的に物の値段は下がっていくのが自然の流れではないでしょうか?製品の価値が上がってもそれだけ価格を上げるのではなく、従来の製品に付加価値をつけて売上を増やす、という方向になっているので、同じ値段でどんどんいい物が買えるようになっているのが現代社会でしょう。

    例えば、農業は昔は手作業でしたが、耕耘機やトラクター、農薬散布装置などにより作業が格段に少なくなり、イネなどは土日だけ働けば栽培できるようになっています。

    ペットボトル飲料にしても、ペットボトルの製造技術の進歩でペットボトルの原価を下げることができています。ペットボトルの厚さを薄くすることで製造原価を下げ、1分間に製造できる数を高速化により多くすることで、製造効率を上げられます。

    製造ラインの改良によっても、ペットボトルの原料の製造工程の改良によっても製造原価を下げることが可能です。量産効果によっても原料価格をさげられ、装置の稼働率を上げることで原価を下げることができます。

    半導体の集積度は1年半で2倍になる、というムーアの法則があります。しかし、性能が2倍になっても価格は2倍にはならず、むしろ、以前の製品の価格が暴落することになり、これも言ってみればデフレのようなものでしょう。これは価格が2倍になっても、製造原価が2倍にはならないため、つまり、もともと高付加価値で利益率の高い製品だから成り立つのではないでしょうか?

    食品でも、昔はすき焼きが贅沢品で、すき焼きをお腹一杯食べられたら死んでもいい、という人までいました。しかし、今なら吉野家やすきや等で600円も出せばすき焼きが食べられます。昔は木曽路のような店で5000円以上出して食べるのが普通でしたから、すき焼きの値段も昔の数分の1になっています。

    そして、価格を下げれば、製品(パソコン、車など)を買える人が増えることになり、その会社の製品が売れるようになり、さらに規模の経済によりさらに原価を下げることが可能になります。

    そうやってどんどん物の製造コストは下がり、製品価格も下がっていくのが自然の流れでしょう。つまり、デフレになるのは技術開発の自然の流れだと思います。

    つまり、製品の価値、利便性はどんどん向上しますが、それに応じて価格が上がることはないので、会社もそれほど儲からず、社員の給料もそれほど上がらない、というわけです。ただ、その分社会はどんどん便利になり住みやすくなるので、給料が上がらなくても実質的な生活水準は昔の王侯貴族以上になっています。

    だとすれば、そうやって人々の生活がどんどん豊になり、生活が楽になるはずなのに、貧困にあえぐ人達が多くいるのはなぜなのでしょう?

    それはおそらく、富の奪い合いによって富が偏在することでそうなるのではないでしょうか?社会全体から見たら富、人類の財産は確実に増えているのですから。

    ハイテク製品の場合は、半導体のように1年半で2倍とかの驚異的なスピードで性能がアップしますが、最初はそのチップが高くても、その製品もすぐに陳腐化し、前の製品と同じかそれ以下の値段になります。

    これは、人類の富が2倍になったと考えても良いでしょう。そうやって価値の高いものが値段が変わらず売られるのもデフレとも言えるでしょう。そういう意味では、真空管→半導体→集積回路の流れでは最初の値段から数百分の1、あるいは数千分の1のデフレが起きているのではないでしょうか?

    つまり、技術開発によってデフレが起きるのは必然と言えるのではないでしょうか?それにより、昔は到底手に入れることができなかったコンピュータが今や、幼稚園の子供でも持てるようになっています。いずれ人工知能も一般家庭で普通に使われるようになり、さらに人類の生活は便利に、快適になると予想されます。

    さらに、グローバル化により、世界的に賃金の安い国に製造拠点が移動すればそれだけで安く製造できるようになります。その方が企業にとってメリットが大きいから、多くの企業はそうするのが当たり前になっています。中国が世界の工場の役割をして、賃金が上昇したら、今度はもっと賃金の安いベトナムなどの東南アジアに工場を作る、といった具合です。

    すると必然的に、物の値段が下がるのは自然の流れでしょう。だとしたら、普通にビジネスをやっていたらデフレにならない方がおかしい、と思います。そういう意味ではデフレは自然の流れだし、何も悪いことではないのではないでしょうか?よりいい暮らしをより安くできるようになるのですから。

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    池間哲郎氏 感動の日本史が無料で視聴できます

    2014/06/08

    池間哲朗先生は、東南アジアに、学校や井戸をプレゼントする活動をされているのですが、日本が東南アジアにしてきたこともよくご存知です。

    日本の軍人が、現地の人を巻き添えにしないために、一緒に戦うのを許さず、日本人軍隊だけで戦い全滅したことや、日本人が欧米の植民地からアジアを解放したこと、それによりいかに日本人が東南アジアの人々から感謝されているか、など普通では聞けない話が満載でした。

    私は5月の講演会に行ってきたのですが、東南アジアの奥地、山賊や軍隊が出そうな危険地域にまで行って、現地の人のために井戸を掘る活動をしていると聞いて驚きました。

    命をかけて、現地の人達を助けているのです。

    そして現地の人達も飛び上がって喜びます。井戸ができたり、学校ができたり。それを民間レベルで支援しているのが池間哲朗さんです。

    お金儲けは汚い、とか言われますが、このような支援活動には資金も必要です。汚い稼ぎ方をして儲けたお金をこのような活動に使うのも一つのやり方でしょうが、きれいな稼ぎ方、つまり、値段以上の価値を提供したうえで適正な報酬を得たお金であれば何ら恥じるところはありません。

    日本のお金を使って、東南アジア各地に日本人が支援して学校や、井戸が作られれば、現地の感情はとてもよくなるでしょう。

    そんな動画を無料で見ることができます。

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