アンソニー・ロビンズの10日間メンタルチャレンジ
-
2018/05/19
アンソニー・ロビンズの「人生を変えた贈り物 あなたを決断の人にする11のレッスン」という本に、10日間メンタル・チャレンジというエクササイズが書かれています。これをすることで、精神状態が非常によくなります。
毎日がつまらない、という人でも、毎日が楽しくなります。
やり方は以下のようなものです。
1.これから10日間、マイナスの考え、感情、疑問、言葉、メタファー(比喩)には一切しがみつかない
2.もしネガティブなものにフォーカスしている自分に気がついたらーきっとそうなるはずだーすぐに、自分をいい状態に持って行ってくれる質問をする。最初はレッスン6の「問題解決のためのクエスチョン」から始めよう。
問題解決のためのクエスチョン
1.この問題の「すばらしい点」は何だろう?
2.まだ「完全でない点」は何だろう?
3.望むような解決のために進んでしようと思うことは何だろう?
4.望むような解決のために進んで止めようと思うことは何だろう?
5.望むような解決のために必要なことをして、しかもそのプロセスを楽しむには、どうすればよいだろう?
3.朝、目が覚めたら「朝のパワーアップ・クエスチョン」をする
朝のパワーアップ・クエスチョン
1.今の人生で「幸福なこと」は何だろう?どんな点が幸福なのだろう?そのことでどんな気分になれるだろう?
2.今の人生で「ワクワクすること」は何だろう?どんな点でワクワクするのだろう?そのことでどんな気分になれるだろう?
3.今の人生で「誇れるもの」は何だろう?どんな点が誇れるのだろう?そのことでどんな気分になれるだろう?
4.今の人生で「感謝できること」は何だろう?どんな点が感謝できるのだろう?そのことでどんな気分になれるだろう?
5.今の人生で「楽しいこと」は何だろう?どんな点が楽しいのだろう?そのことでどんな気分になれるだろう?
6.今の人生で「打ち込めるもの」は何だろう?どんな点が打ち込めるのだろう?そのことでどんな気分になれるだろう?
7.私は「誰を」愛しているだろう?「誰が」わたしを愛してくれているだろう?どんな点がわたしを愛情豊かにしてくれるのだろう?そのことでどんな気分になれるだろう?
寝る前に「夜のパワーアップ・クエスチョン」
1.今日は何を「与えた」だろう?どんな点で与える側に回っただろう?
2.今日は何を「学んだ」だろう?
3.今日はどんな点で人生の価値を高めただろう?将来への投資として、今日をどのように使えばいいだろう?
これで驚くほど明るい気分が持続するはずだ。
4.これからの10日間は、問題ではなく解決策だけに意識のフォーカスを当てる。
5.じめじめした考え、疑問、感情などをいだいても、決して自分を責めないで、すぐに気分を変える。もし、それでも5分間以上そういう状態が続いた場合は、翌朝まで待ってもう一度、1日目からやり直す。
詳細は以下の本をご覧下さい。アンソニーの本の中でも一番わかりやすく、深いところまで書いてあります。
夢は大きいほど良い?
-
2018/02/08
最近会った方は、とても大きな目標を持って、それに何とかして近づこうとしているうちに現実になってくる、と言ってました。
最初は親も、友達もバカにして相手にしない位大きな夢を言うので皆呆れられるそうです。
それでも継続して努力しているうちにその世界にどんどん近づいて行き、彼の場合は、バイクで日本で2位、世界ライセンスを取れるところまで行ったそうです。
その後惜しくも事故に遭ってしまって最終的には世界の大会には出られなかったのですが、本当に夢実現の直前まで行けた、と言ってました。
私も夢は大きい方がいいと思っています。
なぜなら、棒ほど願って針ほど叶う、という言葉があるためです。
ですから、徹底的に大きな夢を持つことで、完全には叶わなかったとしても、かする程度までは近づけるはずです。
それなら、ものすごい夢を持って、それに向かって努力する方が楽しく人生を送れそうです。
小さな夢だとあまりワクワクせず、できたとしてもそんなに嬉しくないからちょっと苦しいことがあると辞めてしまうでしょう。
大きな夢があれば、苦しい努力も乗り越えられます。壁にぶち当たっても何とかして打開しようと知恵を絞るでしょう。
そして、無駄なことに時間を使わなくなります。
そういう意味で、人類は全員がそれなりの夢を持つ必要があると思っています。聖書にも、「老いたる者は夢を見、若き人はビジョンを持て。ビジョンのないところ、人々は滅ぶ」と書かれています。夢やビジョンがなければ、皆行き当たりばったりの刹那的な生き方になり、世の中が荒廃し、滅んでしまうのでしょう。
一番いいのは1月の元旦~1週間位の間に109個の夢を書くのがよいですが、夢はいつ書いても構いません。この記事を読んだ後すぐに夢を書き出すのもよいです。すぐに行動することが夢の実現には非常に有効です。どんなに小さな一歩でもいいので、踏み出すことで、現実が夢実現、目標達成の方向に動き出します。
そして、限界まで大きな夢を書いたら、今度はそれが実現しているところをイメージします。そうすれば、イメージの力により潜在意識に夢が実現した状態が刻印され、無意識的にも夢が実現する方向に動き出します。
一旦動き出したら、動きを止めずに継続してその方向に努力し続けることで、いつの間にか、回転が速くなり、加速して行きます。最初は大きな車輪のように動き出すのが遅くても、一旦回りだしたら加速がついて誰も止められない状態になり、ブレーキの壊れたダンプカーのように夢実現、目標達成に向けて走り出します。
最初はしんどくても、人間は3週間継続したら習慣になると言われています。この習慣が成功と失敗を分けます。ですから、成功のために行動する習慣を付けるようにすればよいです。
そして、どんどん加速度がついて、引きよせの法則により必要な人や資源が自然に得られるようになり、全てが夢実現、目標達成のために動き出します。。
こうなれば、止める方が難しくなります。
そうなれば、どんどんアクセルを踏めばよいです。自然に成功してしまうでしょう。むしろ、自分が予想した以上の成功をつかむこともよくあります。
ただ、ここで注意しなければならないのは、ゴールを達成しそうになったら、次のゴールを設定しておくことです。でなければ達成した瞬間目標がなくなり、何もやる気がなくなるおそれがあります。それを防ぐ意味でも常に109個の夢、目標を書き出して、いつも眺めるのがよいです。
フローとゾーン
-
2016/12/06
先日、自分が最高のパフォーマンスを発揮したときのことを思い出していたら、背水の陣で必死の状態のときにとてもいい結果が出ていたことがわかりました。つまり、真剣の刃で切り結ぶような緊張感のあることをやるときに最高の力が出せるようです。
例えば、資格試験を受験して合格したときは、絶対に落ちられない、足きり点は取れない、という緊張感で胃が痛くなるような感じでした。そして、1科目終わる毎に、何とかクリアできた、次も頑張らねば、と全科目が終わるまで毎回そういう気持でした。
全科目が終わっても完全な満足感はなく、まだ合格しているかどうかは不安でした。それでも、落ちた、という感覚もなく、その年に最終合格できました。
多くの成功法則はリラックスしたとき、あるいは、楽しもう、と思ってやるときにうまく行くようなことを言います。
ピークステートで楽しみながらやればいい、とも言われます。
しかし、ライバルがいる場合の戦いはそんなに甘いものではありません。文字通り命のやり取りのような戦いになります。
そうすると、気を緩めた瞬間に負けてしまいます。戦いとはそういうものです。常にライバルを上回る多くの矢を矢継ぎ早に打ち続け、ライバルの息の根を止めなければなりません。
そうした命がけの戦いにおいては、本当に精神力が重要です。一歩も引かずに全身全霊で争うことがどうしても必要になります。
昔の卓球のチャンピオンは、選手に向かって、もっと怒れ、と言っていました。怒りのエネルギーでも試合に勝てることはあります。4:6で実力では負けていても、精神状態が良ければ勝てる場合があります。3:7位まで実力差があると精神力では勝つのは難しいですが。
いずれにしても、勝負に勝ちたいのであれば、全力を集中して、背水の陣で、最低でも成功、最高でも成功、というゴールのために最高の努力をすべきでしょう。
その際、フロー、ゾーンという状態があります。卓球の世界チャンピオンの長谷川信彦氏(故人)は、徹夜で練習していると、ラケットに当たれば全部相手のコートに入る状態になる、と言っていました。この感覚をつかみ、実際の試合でもやれれば負けるわけがありません。
実際長谷川信彦氏は1967年ストックホルムで世界選手権で優勝しています。
スポーツでも、勉強でも、仕事でもこれだけやればうまく行く、という感覚になって長時間努力すれば何でもうまく行くように思います。つまり、フロー状態でやり続ければ一番効率よく目標を達成できるのだと思います。
私のコーチングでは、このフロー状態になる方法も教えています。
最高の状態とはピークステートの状態?
-
2015/05/13
自己啓発セミナーに行くと、大音量で音楽を流して、数十分間ダンスをして、ハイタッチ、ハグ、というまるでロックコンサートかと思うような派手なパフォーマンスをするのもあります。アンソニー・ロビンズやジェームズ・スキナーの流れを汲むセミナーはそういうのが多いと思います。
これはこれで変性意識状態を作りだし、セミナーでの教えが入りやすくするのでしょう。
しかし、例えば、昔の武士が真剣勝負をする際に、ダンスをしてハイタッチをして笑顔で勝負に向かうでしょうか?
昔のスポーツでは歯を見せるな、と言われていました。つまり笑っては勝てない、もっと怒れ、というわけです。
怒って戦うのと、笑いながら戦う選手がいたらあなたはどちらが勝つと思いますか?
よほどの実力差がない限り、スポーツ選手は必死でやっていれば、笑ったり怒ったりせず、静かに集中すると思います。
私が最高のパフォーマンスを発揮できたと思えるのは、資格試験のときでしたが、背水の陣、絶対に合格しかない、という胃が痛くなるような極度の緊張の中でした。
それまでは気軽に準備してのんびりした気持ちで資格試験を受けていましたが、合格した年は合格以外ない、という絶対的決断の状態でした。
そのときは、決してダンスをしてハイタッチをした後のようなウキウキする気持ではなく、絶対に何が何でも合格するしかない、というものすごい義務感のようなものがありました。
それが合格を引き寄せたと思っています。
つまり、非常に難しい目標を達成するには、ダンスやハイタッチの興奮状態よりも適した状態があるのではないでしょうか?その一つが、命がけ、命のやり取りをやる、真剣勝負のような気持ちではないかと思います。
このような張りつめた精神状態を維持するのは大変かも知れませんが、その方法についてはいずれ後日書きたいと思います。
明確で燃えるような目標を持つ
コーチングや自己啓発の世界では明確さは力、と言われます。
目標は明確であればあるほど実現しやすい、ということです。ありありと目に浮かぶくらい具体的で詳細な目標であれば、それに向かって努力すればいいだけです。
そのアプローチの方法はいろいろありますが、一番簡単とされるのがその目標を既に達成している人を真似る、つまりモデリングすることでしょう。
とはいえ、ビジネスでの成功の場合、モデリングしようとした人の方法がそのまま通用するかどうかは時勢によります。
特にインターネットの世界は進歩が速いので、数か月で使えなくなる方法がよくあります。ガラケーで稼いだ人がいるからと今からガラケーに参入したり、SEOのサイトアフィリエイトに参入するのは昔に比べて非常に難しくなっていると思います。
そうなると、手法そのものではなく、考え方、本質部分を真似るしかありません。
孫正義氏もしょっちゅうビジネスモデルを変えています。しかし、その基準となる本質部分はぶれないのでしょう。
ですから、目標を達成したい場合は、明確過ぎる位明確な目標を立て、それを実現している人を見つけ、その人のやり方をマネしてみる、そして時代に応じて応用して改善して行く、ということなのでしょう。あるいは、ナポレオン・ヒルがやっていたように、理想とする人との会議をイメージの中でやるのがよいのかも知れません。
そういう意味で誰を人生の目標にするか、という視点で目標を立ててみるのもよいかも知れません。