上西小百合議員が衆議院本会議の予算採決を欠席して旅行?
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2015/04/04
維新の会の衆議院議員上西小百合氏が、3月13日の衆議院本会議の予算採決を欠席して旅行に行っていた、という報道があります。
真偽のほどはともかく、国会議員として最も重要な予算の採決に、遊びに行くために欠席したとしたらあまりに国会をナメているとしか思えません。議員辞職が相当でしょう。
上西小百合議員は2007年神戸女学院大学文学部卒業後、2007年4月日新火災海上保険、 2012年11月阪南理美容 を経て2012年12月衆議院議員に当選しています。1983年生まれですから、29歳という若さで当選し、まだ独身です。
若くして国会議員に当選し、しかも、自分の実力というよりも維新の力で比例代表で当選し、能力も十分でないのに先生と呼ばれて、自分の力を過信し、油断があったのかも知れません。何をしても自分なら大丈夫、というような。
しかし、そういうおごりは何かのときにバレて強烈なしっぺ返しが来ることでしょう。
実力以上の幸運で成功したときは、感謝し、初心に返って真摯に努力するべき、と思います。それこそ、ぞうきんがけみたいな仕事を一生懸命やるべきでしょう。
今回議員辞職を免れても次回の比例では順位を落とされる可能性が高く、次期も当選する可能性は低いでしょう。
自分のミッションとして国会議員になり、国をよりよくしようという気持ちがあれば、予算採決の本会議を欠席するというのはあり得ません。
おそらく、大臣になってこういう政策を実現して、国をどうしよう、というビジョンも無かったのでしょう。
志が低い人がたまたま世間の流れに乗って国会議員に当選する、という流れがここ数年出てきているように思います。
政党も若くてきれいだから当選しやすい、という人選をしていたかも知れません。
オリンピックのスポーツ選手や芸能人が当選するのと似た面があります。そういう人達は国会でやりたいことがあれば別ですが、やりたいこともなく、何かに貢献することもできないで国会に出席するだけでは毎日がつまらないと思います。だからと言って予算案採決をサボって恋人とホワイトデーの旅行に出かけるのは言語道断ですが。
政党にしても、本来国会議員になれるだけの知識・経験がなく、志の低い人を立候補させ、当選した場合には、十分な研修をしてふさわしい能力を身に付けさせるべきでしょう。
そのあたり、維新はまだ教育体制が不十分なのかも知れません。
有権者としては、本当に実力があり、国のかじ取りを任せられる人に投票したいものです。それには、有権者も自分の意見をしっかり持ち、お上に対してもきちんと文句を言えるだけの信念を持つ必要があるように思います。そのような信念が戦後の日本にはなくなり、自分のことだけを考える風潮が上西小百合議員のような自覚のない国会議員を生み出すのかも知れません。
自分なりの信念体系を構築し、世の中をよりよくしたいものです。
そのような信念体系としては、仏教でも、キリスト教でも、あるいは、成功者の成功法則(アンソニー・ロビンズやスティーブン・コビー博士など)のようなものでもよいと思います。自分なりの生き方、人生の目的、ビジョン、ミッションをしっかり持ち、それに従って行動すれば世の中がよりよくなるはず、と思います。
それがわからない人はコーチを付けるのも一つの解決方法でしょう。