同期より昇格・昇進・出世が遅れ、モチベーションが上がらない
同期入社の同僚がどんどん昇進、昇格、出世し、係長、課長補佐、課長代理、課長、部長代理、副部長、部長、本部長、執行役員、取締役と順調に出世コースを昇進して行っているのに、自分だけが出世ルートから外れ、取り残され、平社員のままでいる、というのはプライドの高い人にとっては屈辱でしょう。
特に、東京大学、京都大学等の一流大学出身者は、自分より低いレベルの大学や高校を卒業した人が先に出世したりすると苦々しく思うこともあるでしょう。
また、元々あまり自信がない人はますます自信を失うかも知れません。
どうみても自分の方が優秀なのに、たまたまラッキーで売上が上がったり、製品がヒットした人が昇格する場合は会社では当然にありえます。それはその人の持って生まれた運ですし、運も実力のうち、と言われるようにそれはどうしようもありません。また、コネがあるというだけで課長や役員になれる人もいたりします。
しかし、それが本当の実力でなければ交通事故みたいなものなので、気にせず自分のペースで努力を続ければいずれ自分でもヒット商品を出したり、売上を上げたりするチャンスにめぐり合うことができるでしょう。要は諦めずに、会社に貢献し続けることでしょう。そうすればいずれ昇進の遅れは挽回できると思います。
基本的に、会社で昇進するためには、上司の評価を上げる必要があります。売上を上昇させるのが最も手っ取り早いでしょう。究極を言えば、会社で昇進するためには、上司、上司の上司、上司の上司の上司、・・・社長、会長の売上を上げさせ、喜んでもらうことです。滅私奉公でこれをやれば、会社で昇進できるはずです。
とはいえ、同期に取り残されるのはつらいもので、そうなれば会社のために働くのがバカらしくなり、仕事をそれまでのように純粋に一生懸命やることができなくなるかも知れません。できるだけ手を抜いて会社から収入だけを得よう、と考えたり、副業を始めたりする人もいるかも知れません。
そうすると、仕事に身が入らなくなり、業績も上がりませんから、同期からはますます取り残され、昇進が1年、2年、3年、4年、5年と遅れてしまいます。
こうならないためには、少し位出世(昇進)が遅れたとしても腐らずに、全力で仕事に没頭することで何らかの成果を出すことでしょう。そうしていれば、いずれ何らかのチャンスに恵まれ、出世コースに戻ることもあるでしょう。
少しの昇進の遅れで不貞腐れて、仕事の手を抜いていると、いずれ後輩が上司になってしまいますから、ますますやる気、モチベーションが上がらなくなるでしょう。同期や後輩が上司になってしまうと、いくら頑張っていい仕事をしてもその上司の手柄になってしまいますから永遠に抜けないことになります(上司が転勤したり、左遷されたりすれば挽回可能な場合もありますが)。
一度出世コースから外れると挽回や逆転するのは日本の会社の制度では至難のワザになります。ライバルが上司だと、いくら手柄を立てても上司も出世するのでいつまでも逆転できません。
そうなると、ライバルを成功させるために頑張ることになり、いい仕事を何が何でも成し遂げたい、というモチベーションはどんどん低くなっていくかも知れません。
会社での出世は諦めて窓際族になってもいいから居続けるというならその状態でもいいのでしょうが、それはあまりいい選択ではないと思います。昇格・昇進したいならそれまで以上に必死になって会社の業績に貢献するようにすべきでしょう。もちろん、副業が許可されている会社であれば、副業で収入を得て会社では適当に流して仕事をする、というやり方もなくはありませんが。
その場合は、不動産投資をして大家さんになったり、アフィリエイトをいうインターネットを使って稼ぐ方法もありますから、そちらで稼いで、会社の収入の3倍位になれば独立してもいいと思います。
会社で出世の遅れを挽回するのであれば、同期や後輩が上司であっても、その上司を徹底的に成功させ、部長や役員にすれば、自分もそれなりの地位が得られるはずです。そこで自分の実力を発揮すれば認められて部長位にはなれる可能性は残されています。あるいは、会社で不祥事があって上層部が総辞職したりすれば、自分にも役員や社長のチャンスが回ってくることもあり得ます。
そうしたポジティブ・メンタル・アティチュード(積極的な心構え)を維持できれば少し位昇格・昇進が遅れてもいずれ昇格し、いつかは同期でトップになることも夢ではありません。
もちろん、会社にしがみつくしかないわけではありません。いずれ会社を退職して自営業で開業するなどのために、資格取得に精を出す、という道はあり得ます。司法試験や公認会計士、司法書士、弁理士、税理士、社会保険労務士、行政書士、宅地建物主任者など独立開業できる資格はたくさんありますから。
ただ、若い時期にそういう資格を取って独立するのはいいのですが、40代で年収が1000万円位の人が資格を取って独立してもすぐには会社員時代の年収には戻れない恐れもあり得ます。最初は苦労するかも知れませんが、さらに努力を続けることでいずれ会社員時代の年収を超えられるようになることもあります。しかし、最近では弁護士でも年収300万円、弁護士の5分の1が年収100万円以下、などという統計データがありますから、平均すれば会社員でいる方が収入は上だと思います。
そういう意味では、40才を超えれば独立は定年後と決めて窓際で昇進せずに会社でぬくぬくと平社員を続ける方が精神的にも楽で(成果競走のプレッシャーもなく)、収入も十分、というケースもあるかも知れません。独立起業の準備にいろいろな講座に出て起業の仕方を学ぶこともできますし、民間資格のコーチングやコンサルタントの資格を取る手もあります。
公務員等の場合は、副業をして、奥さんの口座に利益をプールしていけば、会社にバレずに副業で収入を得ることも可能ですから、公務員を辞めずに副業で100万円以上稼いで優雅な暮らしをすることも不可能では有りません。
副業で稼ぎやすいのは、アフィリエイトという方法で月数十万円から数百万円、中には数千万円稼ぐ人達も現実に存在しています。ですから、そういう世界に入って、年収1億になって会社を辞める、というやり方もあると思われます。1億までいかなくても、現在の年収を越えれば辞めることは可能でしょう。ただ、安定性を考えたら月収300万円以上稼げるようになってから辞めるのがよいそうですが。
アフィリエイトをやるならこちらがお勧めです。月収100万円は当たり前、月収1000万、2000万円の強者もかなりいます。
公務員等の場合で、一度出世コースを外れたらまず復活できない、という場合は、副業で稼いで、本業の数倍の収入を得ることに集中するのも一つの考え方です。
一番まずいのは、愚痴を言って酒やギャンブルにおぼれたり、やる気を失って鬱になってしまうことでしょう。そして、出社できなくなり、最悪自殺してしまう人もいます。
そうならないためには、人間関係がカギになります。
これらの問題の多くは上司との関係がうまく行かないことに原因があります。同じ実力なら上司に好かれていた方が昇進、昇格が早いのは当然です。どちらかを選ばなければならないとき、コイツにやらせてみよう、と思われる部下であれば昇進も早いでしょう。天才、秀才を鼻にかけて上司よりも自分の方が優秀だ、と上司をバカにする部下よりも、謙虚で愛嬌があり、一生懸命頑張っている部下の方が引き立ててもらえるものです。
それには上司の心を読み、上司が本心で欲していることをやることです。いくらいい仕事をしても、上司の嫌いなこと、嫌なことをやっても昇進、昇格にはつながりません。そのためにはこちらの教材が役に立つと思います。